春服、買いました~?

豪華プレゼントが当たる!会員登録


Style
index
Life 一覧
TODAY'S LUNCH NAVI
3.10 up
おとなのひとり時間
3.6 up
日曜日、くわだて。
3.7 up
おバカ編集部 HYPER
2.25 up
今日の運勢・相性診断&天気予報
RECOMMEND
CONTENTS


おバカ編集部HYPER 浜田和幸先生(経済学者)に日本経済&世界情勢を学ぶ
7月20日 update

公定歩合、ペイオフ、デフレ・・・・。テレビや新聞で耳にする、政治や経済の言葉。でも、皆ちゃんと意味わかってる?今更聞けない用語、けれども知らぬは一生の恥。浜田先生~!おバカ編集部に、愛のご講義を!



- 本日の課題 - 第17回
アメリカ経済 2【あめりかけいざい 2】

▼おバカ編集部
前回に引き続き、今回も「アメリカ経済」のお話をお聞かせ下さい!イラク戦争が泥沼化していますが、アメリカの経済には反映してこないのですか?

▼浜田先生
今のところ大きな影響はないようです。もちろん、テロの恐れや、戦争の暗雲などマイナスな面も引きずっていますが、全体的に見ると、そういうものをはるかに上回る勢いで、オフィスビルや住宅などの不動産や、高額商品の売れ行きが順調なのです。アメリカの金融政策や税制など、金利を高くして税金を安くし、お金の流れを意図的に作っているので、アメリカ全体の政策としてはうまくいっているのですよ。

▼おバカ編集部
国の財政はガタガタなのに好景気かぁ~。
本当に経済って複雑ですね。

▼浜田先生
そうですね。先日の渡米で驚いたのですが、バブル全盛期のニューヨークの都市再開発で、不動産王とまで呼ばれ、バブルの崩壊とともに頂点から、どん底に落ちてしまったドナルド・トランプ氏が、再びビジネスの世界にカンバックしていて、ビジネス企画のアイデアをトランプ氏にプレゼンテーションするという番組がアメリカで大人気だったのです。トランプ氏の復活でも分かるように、今、アメリカは第二期バブル現象みたいな感じで、ニューヨークでもワシントンでも、いたるところで建設のラッシュが起きているのです。新しいビルが出来れば、機材を売る会社や、建築現場で働く雇用など、経済がどんどん広がっていくわけですよ。

▼おバカ編集部
前回のお話であったように、アメリカは高金利を理由に海外からお金を集め、その資金を上手に活用しているのですよね?

▼浜田先生
そうです。一部の国以外は、利率の高いアメリカの国債を買っています。そして、アメリカは世界中から集まったお金を運用して経済を活性化させているのですよ。なんと言っても、ドルが「国際決済通貨」になっているのも経済の発展に都合がいいですよね。全てがドルで回っているという仕組が出来上がっていますからね。1985年のレーガン大統領の頃に、アメリカが多額の借金で大変な時に、ドルと他の通貨との交換の率を操作して、ドルを3分の1ぐらいの価値に下げてしまったことがあったのです。当時、日本はドルをたくさん持っていたのですが、当然、日本が持っていたドルの価値も3分の1ぐらいに下がってしまった。アメリカはいくら借金しても、「シニョーリッジ」と言われる、国際通貨発行権を持っているので、いくらでもドルの増刷しで、ドルの価値を変動できるのですよ。アメリカにとって、こんないい話はないですよね。為替レートをちょっといじっただけで、借金が大きく減ってしまうわけですからね。世界は、未だにアメリカ一国に有利になっているのですよ。

▼おバカ編集部
そんな~!!
今回の、イラク戦争の件でも、国際社会においてもアメリカは孤立してきているのに、まだアメリカの独占なのですね?

▼浜田先生
はい。最終的にはやはり軍事力の強さですね。アメリカの軍事力はダントツでトップですからね。軍事力第2位から第15位まで全部の国を合わせても、アメリカ一国にかなわないぐらいの予算をアメリカは軍事増強に投入しているのです。軍事力に関しては、どこの国もアメリカに、はむかえない状況です。この6月に議会を通過した来年度の国防予算は日本円にして約750兆円ですからね。

▼おバカ編集部
でも、イラク戦争の始まる時は、フランスやドイツやロシアなど、ちゃんとアメリカを非難したじゃないですか?

▼浜田先生
フランスやドイツやロシアは、一見、声高にアメリカの批判をしているように見えるますが、それは自分たちにとって、アメリカから、より良い条件を引き出す為に言っているともとれるんですよ。反対していた裏で、イラクにある石油の利権など、ちゃんとアメリカと裏で取引して、自分たちの採掘権をしっかり確保しているのですからね。それにひきかえ、日本はそういうことは一切しないで、アメリカに言われるままに、復興支援のお金を出すとか、自衛隊を派遣するなどしているのですよ。挙句の果てにアフガニスタンにも自衛隊を派遣して欲しいと言われているぐらいです。

▼おバカ編集部
アメリカから日本ってどう思われているのですか?

▼浜田先生
アメリカから見ると日本は、物を造らせたら日本人にかなわないけど、大きい構図では知恵がないから、自分たちがうまく日本人を使って物を造らせて、高く売って儲けようって思っているのではないでしょうか。

▼おバカ編集部
でも、小泉総理とブッシュ大統領って仲良しそうに見えますよ?

▼浜田先生
小泉総理は戦略を持たないということを、ブッシュ大統領にアピールしているから仲良くされているだけなのですよ。アメリカの貿易赤字や財政赤字を支えているのは、実は日本のお金なのです。日本が物を売って、ドルで代金をもらって、そのドルでアメリカの赤字国債を、けなげに買い支えているのです。昨年だけで20兆円分のアメリカ国債を買っているわけですからね。

▼おバカ編集部
支払われたドルを、すぐに日本円に変えちゃえばいいのに~。

▼浜田先生
そうですね。本当であれば日本円に変えて、日本の国内の新しい研究開発に投資するなどすればいいのですが、日本政府には、残念ながらそういう発想がないのですよ。アメリカの国債を買えば、何もしなくても4~5%の利息がもらえるから、安心だと考えてしまうのですね。でも、アメリカの財政はガタガタなのだから、将来、本当に利息をもらえるという保障はどこにもないのです。今は、アメリカが政策的に金利を高くして、世界中からお金を集めていますが、ヨーロッパのユーロ圏や、OPECのサウジアラビアなどは、アメリカの経済がいつまでもつか不安だから、ドルを持つ比率を下げて、ユーロを持つ比率を上げようとしているのですよ。いつドルの価値が下がってもいいような体制を作り始めているのですね。アメリカの道連れにされるのを避けたいということです。

▼おバカ編集部
日本もそれぐらいのこと考えたらいいのに~。
それに、金利がいいと言っても、いつお金を戻してもらえるか問題ですよね?

▼浜田先生
本当ですね。今から25年ぐらい前に売り出した、30年物のアメリカの国債というのは、売り出した当時は10%の配当がつくことになっていたのです。ところが、アメリカの財務省は、償還日がまじかになった今年になって、財源不足を理由に、国債の利払いを中止すると言い出したのですよ。元本だけ戻すということですね。そういうことに対して、ヨーロッパやOPECの国々は、アメリカは危ないという危機感を持つようになってきているのですが、日本は相変わらず、北朝鮮で何かあったら、助けてくれるのは、アメリカだけだと信じているのですよ。

▼おバカ編集部
アメリカの今後はどうなっていくのですか?
日本はどうアメリカに接していったらいいのでしょうか?

▼浜田先生
極端なことを言うと、物を造るのは、安い労働力や土地で造れる中国やインドに任せておいて、アメリカはアイデアで儲けるのが賢いやり方だと思っているのですが、アメリカの中でも、アイデアのある人は全体の5~6%にすぎないのですよ。アイデアのないその他大勢の国民の中で、社会不安や貧富の格差が広がっていくでしょうね。高額所得者である、一握りの人達は、ブッシュ大統領に、多額のお金を寄付して、自分たちもいい思いをするけど、その他大部分の人は、こういう不公平な社会がおかしいのではないかと疑問を持つようになってくると思います。そうすると、社会全体の活力や安定がぐらついて、国内からテロが起きたり、反発が起きる可能性が極めて高くなります。そういう意味でも、日本は同盟国として、本当の友人として、アメリカの間違っている点をしっかりと伝えて、より良い方法を考えていかないと、結果的に日本の経済にマイナスをもたらすことになりかねないですからね。


Profile 浜田 和幸(はまだ かずゆき)浜田 和幸先生

1953年鳥取県生まれ。東京外語大学中国科卒業後、米ジョージ・ワシントン大学大学院政治学博士課程修了。戦略国際問題研究所主任研究員等を経て帰国。現在、国際未来科学研究所代表。また国連大学アメリカ評議会ミレニアム未来研究委員、21世紀の成長企業を探る研究会座長などを歴任。

→主な著書

浜田先生へ質問!
あなたが疑問に思っていることをおバカ編集部が浜田先生に取材します。


知っツモ!WORD
金利
お金の貸し借りに対する資金の使用料(賃借料)のことで、賃借料の元本に対する割合で表示したもの。借りたお金には一定の利子がついています。この利子を元本で割ったものが金利。

利率
支払われる利息を元本に対し年率で示したもの。

為替レート
アメリカのドルに対して、円がどういう水準にあるのかを示すもの。為替レートで、円の力(相場)がドルよりも高い状態の時が円高、低い状態の時が円安。

国際決済通貨
国同士の貿易や金融取引の決済などに使われる国際通貨のこと。「基準通貨」とも言います。

OEPC
Organization of Petroleum Exporting Countriesの略で、石油輸出国機構の意味。中東を中心とした産油国が集まり、1960年に設立。産油国側の利益を守る目的で、生産量や価格の調整をするための役割を果たしています。




おバカ編集部の目からウロコ
-編集後記-
前回に引き続き、アメリカ経済の話を伺いましたが、日本とアメリカの関係について本当に驚きでした。ただ、この関係はアメリカだけが悪いのではなく、日本もアメリカに頼りすぎで付込まれる隙があるように感じました。日本は資源のない国なので、これからは物を造ることだけでなく、自分たちのアイデアでビジネスをしていかなくては、ますますアメリカに頭が上がらなくなってしまうのではないかと不安になります。浜田先生のおっしゃるように、アメリカと日本は同盟国なのですから、どちらかがどちらかを利用する関係ではなく、当たり前のことですが、お互いを尊重しあえるような国家関係を築いていかないといけないのを再確認しました。

おバカ編集部 廣田美千代



これまで学んだこと
第22回 「10年後の日本」 第21回 「増税」
第20回 「企業買収」 第19回 「内閣改造」
第18回 「郵政民営化」 第17回 「アメリカ経済 2」
第16回 「アメリカ経済」 第15回 「上場」
第14回 「新貨幣」 第13回 「海外支援」
第12回 「1円企業」 第11回 「高速道路」
第10回 「株式」 第9回 「税金」
第8回 「りそな銀行」 第7回 「通貨」
第6回 「国連」 第5回 「デフレ」
第4回 「有事法案」 第3回 「年金」
第2回 「竹中 平蔵」 第1回 「ペイオフ」


Members

ログイン

ようこそ
ゲストさん




このページを友達に教える