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ひとりの時間に、
幸せな瞬間をもたらす
ヒト・モノ・コトを紹介します。
06.MAR.2010
おいしい食材は
専門店まで買い出しに

知的好奇心を満たすお買いもの

今や全国各地、いや世界各国のいろんなものが簡単に手に入ります。それこそネットならいつでもどこにいても欲しいものが手に入る。物欲がどんどん満たされていくように今の世の中できています。

しかし…知的好奇心はどうでしょう!? もちろんレシピだって、アフターケアだって、相場の値段だって、ネットで調べればわかります。だけどやっぱり人と話してこそ、知る感動って生まれるような気がします。

先だって仕事でお会いした料理上手さんは、食材をなるべく専門店で買うようにしているそうです。おいしい食べ方が教えてもらえて、料理上達につながるとか。うーん、よくわかります。

そのモノをよく知る人に話しを聞くのはとても楽しい。どんな素材を使って、どれほどの時間と手間をかけて、どんな工夫をして作っているのか、実際に話しに聞くと、ものすごく使ってみたくなります。これぞ買いものの醍醐味、何となく買ったものとはワクワク感が大違い。愛着も深まって、最後まで大事に使い切ることにつながります。

出会いと発見を楽しみに!

京都は食にうるさいだけあって、しょう油、お酢、食用油など、長く受け継がれる食材の専門店があります。また最近は、ヨーロッパの食材など、こだわりのある店主さんが厳選して集めた食材屋さんも見かけるようにもなりました。

店員さんは知識豊富、試食をさせてもらえるお店もあって、ちょっと興奮してしまいます。いい食材は、ひと匙いただくだけで、おいしさがわかるもの。料理好きなら次々とアイデアがひらめくはずです。製造元直営であればフルラインと出合え、それぞれの味について話しが聞ける。なんとも楽しい時間が過ごせます。

専門店で上手に買いものするコツは、やはり会話。どんな料理に使いたいとか、味の好みを話して相談にのってもらうのがイチバン。思いもよらない使い方のヒントも聞けるかもしれません。

最近、私が手に入れたお気に入りは、オリーブオイル&バルサミコ酢を専門に扱うイタリア食材店で、試食させてもらって決めた、いちじく入りのバルサミコ酢。仕事でうかがっていたにもかかわらず、味見に必死となりました。豊潤ないちじくの果実味がして、こんなバルサミコ酢もあったのか!と感動して即買い。これだけで立派なソースになる逸品です。

さらに、これまた味見させてもらって即決めた、京都の山中油店の玉締めしぼり胡麻油、純米蔵 富久錦の直営店では料理酒と酒粕を購入と……ただいまどんどん台所が豊かになっています。

いい食材があれば、料理が楽しく、ごはんもおいしい。まさにいいこと尽くし。激安の世の中で、ちょっと値が張るかもしれませんが、手間や原料を聞けば納得がいく、それだけのお値段だなと思います。こういう贅沢こそ、本当の豊かさなのかも。時には専門店でお買いもの、今まで気づかなかった発見がきっとありますよ。

text & photo 宮下亜紀

お気に入りの富久錦の料理酒と、山中油店の玉締めしぼり胡麻油。料理が俄然したくなります。
大好きな酒粕も酒蔵直営店で! 酒造りのシーズンのお楽しみです。
取材中に出合った、いちじく入りのバルサミコ酢と、はちみつ専門店の、そば蜂蜜。どちらもクセになるインパクトのある味わいです。
profile
Aki Miyashita
出版社に勤務し、女性誌や情報誌を編集のち、フリーのエディター&ライターに。 おいしいもの、旅行、雑貨、アート…毎日を楽しくするものなら、なんでも興味あり! 『一日舎』というユニットも組み、本作りやイベントを通して“豊かな暮らし”を提案すべく、活動中。
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