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ひとりの時間に、
幸せな瞬間をもたらす
ヒト・モノ・コトを紹介します。
31.JUL.2010
水辺で涼む
京都の夏

清らかな水の流れにリフレッシュ

いま友だちと京都の案内本を作っています。今秋の発行を目指して、取材の真っただ中。梅雨明けに喜んだものの、つづいて猛暑にみまわれて、汗だくだくで京都をめぐっています。初めての本、ドキドキわくわくで制作中。本作りの楽しさを実感しているところです。

さて、本のお知らせはまたあらためてさせていただくとして、とてつもなく暑い夏の京都で、涼を感じるのが水辺。京都はあちこちに緑豊かな水辺があって、みんな思い思いにそこで涼んでいます。本当に愛すべき美しい町だと、日々思いを強くしています。

さらさらと流れる水がその場の空気を清らかにして、もやもやした気分もすっきりと浄化されていく感じ。水のチカラってとても大きい。もともと水辺が大好きで、今の住まいも川のすぐそば。水辺にいると心にたまっていたものが流れていって、素顔の自分に戻れる気がするのです。

というわけで今回は、私の大好きな京都の水辺をいくつかご紹介します。まずはやっぱり鴨川。鴨川の流れを見ると、とてもほっとします。イチバン京都を感じさせてくれる場所。遠くに山並みが見えて、その美しさったら。土手に等間隔でカップルが座る土手が有名な、四条~三条界隈も素敵ですが、北に向かえばもっと緑が豊かになって、風景も違ってきます。

真夏はちょっとキビシイかもしれませんが、『鴨川ホルモー』にも出てきた三角地帯、出町柳あたりからずっと南に向かって歩くのも楽しいのです。キャッチボールする親子に出会ったり、学生さんたちが集まっていたり、ランニングする人、犬のお散歩、読書する人……それぞれの楽しみ方がある鴨川。ぜひ川べりまで下りてみてください。

澄んだ水に手をひたして

岡崎辺りの白川沿いも大好きなお散歩コース。ここも映画やドラマのロケでよく使われていますが、とても素敵な場所。柳が川べりに続いていて、とても風情があるのです。人通りもそれほど多くなく、歩くとすごく気持ちがいい。土手に咲く季節の花にも目を止めてみてください。

上賀茂神社を訪れたときは、境内を流れる御手洗川で水遊びをする子どもたちと出会って心がなごみました。素足を水に浸して、ぱしゃぱしゃする地元の子どもたち。うらやましくて澄んだ水に手をつけてみると、ひんやり冷たくてとても嬉しくなりました。

上賀茂神社は子どもの頃から毎年初詣に来る、私にとって大事な場所。世界遺産に認定された今もこうしてご近所さんたちのなごみの場だなんて、とても素敵なこと。ちょっと感動を覚えます。

それから大好きな哲学の道、保津峡下り、ひんやりできる貴船の川床……、水辺のお楽しみはまだまだたくさん。この夏、京都を旅するならぜひ水辺狙いで。涼を感じるって、いってみれば暑い夏だからこそのお楽しみですから。

text & photo 宮下亜紀

大好きな白川沿いの道、平安神宮や美術館などのある岡崎まではこの道を歩いていくのがおすすめです。
鴨川ではみんな思い思いにくつろいでいます。
出町柳の三角地帯、飛び石を渡るのも楽しい!
水遊びする子どもたち、夏休みらしい風景です。
profile
Aki Miyashita
出版社に勤務し、女性誌や情報誌を編集のち、フリーのエディター&ライターに。 おいしいもの、旅行、雑貨、アート…毎日を楽しくするものなら、なんでも興味あり! 『一日舎』というユニットも組み、本作りやイベントを通して“豊かな暮らし”を提案すべく、活動中。
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