パワースポットと“ちゅら肌”温泉スパ
最近はインターネットなどの情報を活用して旅計画を立てると、お得に遠くへ旅ができるようになってきました。飛行機も早くから予約すれば割引があるし、宿も時期によってはお得な限定プランを出していたりして。そんなわけで、たまには気分を変えて南国沖縄の温泉へでかけました。
昨年7月にオープンした、ロワジールホテル スパタワー 那覇、ここに自家源泉の三重城温泉が注がれる大浴場があります。ロワジールホテルが地下800mに自噴泉を掘り当てたのは20年ほど前。本館の温泉は以前に入ったことがあるのですが、スパタワーでは源泉を加温だけして使っているというのでどんな感じか楽しみです。
広々とした内湯にシーサーさんが注ぐ温泉は、含ヨウ素-ナトリウム-塩化物強塩泉。成分総計20.68g/kgの濃厚食塩泉です。ものすごく温まる温泉なので、少し入ったらバスタオルを巻いて露天風呂の横のチェアで休憩、そんな風にして少しずつ体を温めます。
沖縄にはいろいろなシーサーがいて本当に楽しい。温泉の隣にある「CHURASPA」にはサンゴでできた地元作家さんのシーサーが並んでいました。せっかくなので、地元沖縄の素材を使ったシグネチャートリートメントを受けてみました。「しままーすー」(島の塩)と「くるざーたー」(黒糖)を混ぜて“浄化と保湿”、これで全身をスクラブします。顔は「くちゃ」(沖縄のミネラルたっぷりの泥)でパック。「ぐちゃ」は沖縄ではとってもポピュラーな素材で、街のスーパーでも売られているそうです。おばあ達は、昔からこの「ぐちゃ」を髪につけて保湿パックにしたりしていたとか。トリートメントが終了して起き上った時に自分の膝があまりにもツヤピカなのにビックリ。“ちゅら肌”は翌日まで続きました。
沖縄へ飛んできたもうひとつのお楽しみは、話題のパワースポット「ガンガラーの谷」へ行くこと。ここは長い間立入禁止となっていました。ガイド付きツアーで中に入れるようになって1年半、人気急上昇の場所です。常夏の沖縄の濃い緑の中に珊瑚の鍾乳洞がぽっかりと開口しています。そこはカフェになっていて、珊瑚で焙煎したコーヒーをいただきながら、ぼーっとすること30分…。なんて気持ちがいいのでしょうか。この谷も大昔は海の底。それが隆起して珊瑚ドームとなり、さらにそれが崩落して谷となったそうです。精霊ギジムナーが住むという大主ガジュマル、命の鼓動を感じたくてそっと抱きついてみました。 ここは日本人のルーツと言われる一億二千万年前の港川人が暮らしていたという説もあり今も遺跡発掘が続いています。超古代からの風を感じる心地よいパワースポットでございました。
クラランス、エスティ・ローダーグループなど、外資系化粧品会社や海外ブランドのマーケティング・広報・宣伝に携わり、15年以上の経験を持つ。OL生活のかたわら「温泉ソムリエ」「温泉入浴指導員」(厚生労働省認定)を取得し温泉を研究。その後、温泉とともに生きる決意をして独立。長年にわたる美容と旅の経験を生かし「温泉ビューティ研究家」として活動。著書「温泉ビューティ」、「だから行きたくなる 温泉セラピーの宿」(集英社)につづき、2009年10月に「癒されてきれいになる おひとりさま温泉」(朝日新聞出版)が発売。