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温泉ビューティ研究家 石井宏子の 温泉美容日記
温泉の美容力を探求して、全国を旅する日々…。
外資系化粧品会社をはじめ、海外ブランドのマーケティングやPRに携わった経験を生かして、温泉の美容効果を研究する「温泉ビューティ」の第一人者。温泉ソムリエ・温泉入浴指導員の資格ももつ、石井宏子ならではの旅日記を公開します。
北海道・十勝川温泉 三余庵
Vol.010
18.MAR.2008
十勝平野の風を感じる露天風呂も心地よい
吹き抜けのロビーにはバーもある
お部屋やロビーから広々した中庭が見える
お部屋はリビングと和室、寝室、専用温泉付き
お部屋のマイ温泉も深くてたっぷり
北の幸満載の美しい創作料理
十勝川温泉 三余庵
URL: http://www.sanyoan.com/
住所:北海道音更町十勝川温泉南13
電話:0155-32-6211 
お部屋は全て温泉檜風呂付、1泊2食付きで2名利用の場合、
ベッドタイプ27,450円~
露天風呂付特別室37,950円~
休前日は2,100円UP
帯広空港から車で30分。

北の大地のミネラルたっぷり、
植物パワーの温泉

帯広空港からお迎えの車に乗り、およそ30分、緩やかな曲線を描く十勝平野の風景は見ているだけでも癒されてきます。本日のお宿、三余庵の建築は「象設計集団」、遊び心を感じる建物が見えてきました。

この宿に来る目的は、まずなんといっても温泉です。数ある“美肌の名湯”の中でも、なんと「温泉」そのものが「北海道遺産」に認定されているという、“モール泉”と呼ばれる温泉なんです。主成分は植物性、“モール”とはドイツ語で“亜炭”という意味です。最大の特徴はこの褐色の色とアロマのような木の香り、一度このお湯の虜になってしまうと、この温泉につかりたくて、この温泉が恋しくて、全国から北の大地へ飛んでくるという熱狂的なファンも多数存在している名所のひとつです。日本は緑豊かな森の国ですが、植物が地中に埋もれ、長い年月を経て炭になっていく過程で「亜炭(モール)」と呼ばれる地質を持つ地域があります。そこを地下水が通ると植物のミネラルたっぷりの温泉になるというわけです。

泉質は、ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉、ナトリウムが豊富で、塩と重曹を含有し、保湿&クレンジング作用が期待できるお肌しっとりすべすべの泉質、それに加えて、豊富な植物成分“モール”が溶け込んでいるという“上質なハーブ化粧水”のような美肌温泉です。お部屋のマイ温泉は、秋田檜の深めでゆったりした湯船。蛇口をひねれば熱々の源泉がそのまま出てくる贅沢さで、あまりの気持ちよさに思わず頭まで潜ってしまいました。

温泉であたたまったら、この宿のもうひとつのお楽しみの時間です。フィト&アロマセラピストの日下部知世子さん監修のアロマセラピーサロンで、わたしの大好きなコース、ここでしか受けられない「ラ・ローズ」の予約をしているのです。2tの花びらからたった1kgしか採取できない贅沢なローズオイル、幸せな気持ちになれるバラの香りに包まれて、美肌になれる究極の全身トリートメントで、温泉とともに、とことん植物パワーをいただきます。

吉田料理長による創作和食は、北海道の食材づくし。お献立表には、全てのメニューがどの地域のどんな素材を使っているのかが記載されていてお料理でもひとつの旅ができちゃいます。地元十勝の共働学舎のクリームチーズと柿のムース、標津の鮭児・大樹の松川鰈・釧路のぶどう海老と“幻三兄弟”が勢揃いのお造り、十勝黒毛和牛ロース炭火焼きなど北の大地を満喫しました。

クラランス、エスティ・ローダーグループなど、外資系化粧品会社や海外ブランドのマーケティング・広報・宣伝に携わり、15年以上の経験を持つ。OL生活のかたわら「温泉ソムリエ」「温泉入浴指導員」(厚生労働省認定)を取得し温泉を研究。その後、温泉とともに生きる決意をして独立。長年にわたる美容と旅の経験を生かし「温泉ビューティ研究家」として活動。現在は、雑誌、テレビ、ラジオ、インターネットなど数多くのメディアで活躍中。ドイツにて日本人初の「気候療法士」の研修課程を修了。著書「温泉ビューティ」、「だから行きたくなる 温泉セラピーの宿」(集英社)につづき、2009年10月に「癒されてきれいになる おひとりさま温泉」(朝日新聞出版)が発売。
≫温泉セラピー :http://onlyfor.cocolog-nifty.com/
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