新生オープン!感動の美肌湯を楽しむ老舗宿
創業346年の歴史ある箱根の老舗宿、芦ノ湯温泉・松坂屋本店が大リニューアル、7月1日に待望のオープンとなりました。いまや箱根温泉郷では希少な「自家源泉」、お宿中すべて、これ一本で頑固に貫く源泉主義。この宿に泊まらなければ、出会えない温泉なんです。しばらく全面休業しての本格改装だったので、ここのお湯が大好きで長年通っていたわたしにとっても、待ちに待った再開です。
このお宿、まずは類まれなる“マルチビューティ”な泉質の温泉であることを、お話しいたしましょう。泉質は、含硫黄-カルシウム・ナトリウム・マグネシウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉、弱アルカリ性、硫黄の香りたっぷりの温泉です。この長~い名前の泉質名にまず、注目です。「温泉ビューティ」でピックアップする「三大美人泉質」は、炭酸水素塩泉、硫黄泉、硫酸塩泉。そうなんです!この、美と健康にとって最も大切な、落とす(炭酸水素塩泉)、めぐる(硫黄泉)、潤う(硫酸塩泉)が三位一体となって働くマルチビューティな泉質の温泉です。まさに神様がくれた、ゴールデンバランスの美容液のようなお湯というわけです。
そして、もうひとつの感動は、温泉の色が変化するということ。注ぎたては透明なエメラルドグリーン、それが、コロイド粒子の変化により、時間の経過とともに湯華が舞い、ミルキーグリーンや白濁へと変化する感動の美湯なんです。源泉をそのままかけ流しにしている湯船は、常にフレッシュな温泉を楽しんでもらうため、毎日お湯を総入れ替えして、チェックインの時間までにためています。(そのため立ち寄り湯は営業しておりません)透明なエメラルドグリーンの温泉が熟成され白濁していく色の変化はまさに地球の神秘。300年以上繰り返されているドラマです。
お宿のリニューアルは、17代目を継承する若旦那さんと若女将さんの工夫と愛が随所に感じられるつくり、昔ながらの職人技が生きる細工などを残したり、以前のお部屋の窓をそのまま活用したりして、以前に訪れたことのある人にとっては懐かしくてほっとする、また、初めての人にとっては、ノスタルジックな和モダンと感じさせます。特に変わったのは、お部屋が広くなり、専用の温泉があるお部屋が増えたこと、お部屋のマイ温泉も、もちろん自家源泉のかけ流し。自分だけのために注がれた温泉で至福の贅沢が味わえます。
オープンキッチンを囲む個室タイプのお食事処は、ぐっとモダンなつくり。相模湾朝採り地魚のお造りや野菜をたっぷり使った美しい創作料理が楽しめます。お食事の後や湯あがりには、バー「箱根山」や「若旦那の庵」などパブリックスペースも充実、温泉をたっぷりと楽しんで、翌朝は自分の美肌に感動~のうれしい湯宿です。
クラランス、エスティ・ローダーグループなど、外資系化粧品会社や海外ブランドのマーケティング・広報・宣伝に携わり、15年以上の経験を持つ。OL生活のかたわら「温泉ソムリエ」「温泉入浴指導員」(厚生労働省認定)を取得し温泉を研究。その後、温泉とともに生きる決意をして独立。長年にわたる美容と旅の経験を生かし「温泉ビューティ研究家」として活動。現在は、雑誌、テレビ、ラジオ、インターネットなど数多くのメディアで活躍中。ドイツにて日本人初の「気候療法士」の研修課程を修了。著書「温泉ビューティ」、「だから行きたくなる 温泉セラピーの宿」(集英社)につづき、2009年10月に「癒されてきれいになる おひとりさま温泉」(朝日新聞出版)が発売。