吊橋を渡って行く離れの隠れ宿
新潟県関川村にやってきました。
鷹の巣温泉・鷹の巣館は大好きなお宿。吊橋を渡って行くロケーション、一軒家が点在する離れスタイルで、秘湯の宿というよりも、隠れ宿という感じ、ゆったりと贅沢な時間が過ごせます。
今回のお部屋は「紅」(もみじ)。名前の通りまわりにはもみじの木がいっぱい。
お部屋の中も紅色の壁、ちょっと艶やかで粋な雰囲気。今年この部屋に川に向かって大きなウッドデッキができて、さらに素敵になったと聞いて楽しみにうかがいました。
デッキには、白いたっぷりしたソファー。山を下り川を渡る風、緑の香り、渓流の水音、野鳥や蝉の声。居心地が良くてほとんどの時間をここで過ごしました。
すぐ横にはお部屋専用の温泉。内湯と大きな露天風呂、もちろん自家源泉のかけ流しです。
泉質は、ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉。中性のやわらかな温泉です。ほっと包まれるような肌触り、まろやかな化粧水のような美人湯です。湯あがりもほかほかしっとりが長続きするこれからの季節にもうれしい温泉です。源泉は熱々ですが、湯船の横のバルブで量が調整できるので、自分の好みの温度になるようにしぼったり出したりして「プチ湯守」、ピュアな地球の恵みをのんびりと楽しみました。
お部屋の温泉もいいのですが、わたしは大浴場も好き。源泉かけ流しの内湯は露天風呂はちょっと熱め、すきっと温まる感じです。そして、わたしのお気に入りポイントは「源泉シャワー」があること。そうなんです。これで頭の先からつま先まで、髪も頭皮も顔も、もれなくまるごと温泉ビューティできるのです。
鷹の巣館の夕食は、離れのお部屋まで運んできてくださいます。お部屋が2間あるので、お食事をして寛ぐ和室とお布団を敷いてくださる寝室と別々に利用できるで気にせずゆっくり過ごせます。丁寧につくられたおいしいお料理が、季節を感じる美しい盛り付けで次々と運ばれてくる幸せの夕食。日本の旅っていいな~としみじみ感じるひと時です。
ごはんをいただいたら、川の音や虫の声を聞きながらお部屋のデッキでゆっくり。冷えてきたら露天風呂。のんびり、幸せな温泉ビューティ旅でした。
クラランス、エスティ・ローダーグループなど、外資系化粧品会社や海外ブランドのマーケティング・広報・宣伝に携わり、15年以上の経験を持つ。OL生活のかたわら「温泉ソムリエ」「温泉入浴指導員」(厚生労働省認定)を取得し温泉を研究。その後、温泉とともに生きる決意をして独立。長年にわたる美容と旅の経験を生かし「温泉ビューティ研究家」として活動。現在は、雑誌、テレビ、ラジオ、インターネットなど数多くのメディアで活躍中。ドイツにて日本人初の「気候療法士」の研修課程を修了。著書「温泉ビューティ」、「だから行きたくなる 温泉セラピーの宿」(集英社)につづき、2009年10月に「癒されてきれいになる おひとりさま温泉」(朝日新聞出版)が発売。