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日々刻々と変化する東京。ニューオープンの素敵なお店に出合えたり、話題のイベントに遭遇したり…。東京には、ここでしか体験できないワクワクや、女心をくすぐるスポットがいっぱい!そんな刺激的な街・東京の魅力を、ライター高橋瑞穂が皆さんにお届けします。流行に敏感なライターの好奇心をかき立てた、ショップやイベントなどをご紹介!
インド142日間の旅を終えた、夫婦に会いに鎌倉へ
Vol.121
26.JUL.2010
「写真展 Unity & Divercity インド一周一四二日間」(「H & P」。~2010年8月1日)
ほんわかとした雰囲気の「旅音」林さんご夫婦。先月誕生したお子さんと一緒に。
(C)旅音。訪れた際、親切で人なつっこい人々に感激したというブーンディーという街の一枚。
インド一周142日間を綴った「インドホリック」(ブルースインターアクションズ)。
鎌倉から歩いて10分ほどの場所にある「H&P」。骨董品がセンス良く置かれた素敵な雰囲気。

 旅行好きな友だちが、「すごいサイトがある」と教えてくれたのが昨年のこと。送ってもらった「旅音」のURLを開くと、そこには色彩豊かな旅の写真と自然体で綴られる文章があり、一瞬にして目が釘付けに! 旅行記としてはあまりにオシャレすぎるこのサイトを運営しているのは、30歳を過ぎたご夫婦。私とそう変わらない年齢のお二人が、仕事を辞め旅に出たという背景を知り、その思い切りの良さ、純粋さに惚れ込んでしまった。林澄里さん、加奈子さんご夫婦が仕事を辞め、約11カ月間の中南米の旅へ出たのは2006年だそう。そのとき出版された「中南米スイッチ」(新紀元社)は、湖や遺跡の壮大な景色の写真が広がっていて、地球ってこんな素晴らし色をしていたんだ、と1ページ開くごとに、ドキドキと胸が高鳴った。

そんな「旅音」が2010年7月16日に、2作目となる著書を発売。今回、林さんご夫婦が選んだ地は「インド」。「インドをくまなく見たい」そんな思いから、2009年3月から7月の終わりまで、142日間お二人で旅をしてきたそう。インド好きな私としては、その日数を聞いただけでもうらやましい限り。時間のこと、家族のこと(私の場合は猫だけど)、年を重ねるにつれてあまり無謀なことができなくなってしまったことなど…いろんなことが渦巻いて、なかなか長い旅に踏み切れない今の自分がやりたいことをやっている林さんたちは、本当に憧れだ。今回、林さんたちとお会いしたのは、写真展を開催中の鎌倉のカフェ「H & P」。迎えてくれた加奈子さんの腕には、先月誕生したお子さんが抱かれていて、温かい空気に包まれていた。「インドを紹介している本は、カルチャーショックを受けたことや精神論を語っていることが多いけれど、それ以外にもインドの魅力はいっぱいあるはず。もっとフラットな目線でインド全体を伝えたいと思って、この本を作りました」(林澄里さん)
 洗濯場にかけられたサリーの艶やかな色、旅先で出会ったあどけない笑顔の少年、夏の空のような青い建物が立ち並ぶ町並み…。美しく、時に力強く、時にゆるやかな空気を感じさせる旅音の写真を見れば、「インドにはこんな一面もあるんだ」と驚く人も多いはず。毎日の予定を決めていない気ままな旅だからこそ、ガイドブックに載っていない街や観光地化されていない街にも多く出向いた。そんな中、いちばん心に残ったのが、“ブーンディー”という町だそう。青い街の風景も素敵だけれど、暮らしている人たちが親切で親しみをもって接してくれることに何より感動したのだとか。いろんな国を旅した林さんたちがそれほどまでにほれ込んだ街、ぜひ一度行ってみたい。

「旅音」では、写真は、澄里さん、文章は加奈子さんが担当。インドに滞在中に、ブログとして日々アップしていたそう。お二人が旅を始めた3月からはインドが一番暑い時期。40度を超す暑さの中、撮り続け、書き続けたのは、すごいことだ。その間、励みになったのは、ブログを読んだいろんな人からのコメント。「僕たちのサイトや本を読んで、旅に出たというお知らせも多くいただきます。それが本当にうれしいです」(林澄里さん)
 私も今年またインドへ行く予定。そのときは、この1冊を持って出かけたいと思う。

DATA

旅音

http://www.tabioto.com

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フリーライター 高橋瑞穂
日本大学芸術学部文芸学科卒業。編集プロダクションで修行した後、フリーに。現在は、情報誌やフード誌を中心にお仕事中。取材した飲食店は800軒以上。日々の日課は友達の恋愛トークを聞き、将来の妄想に走ること。趣味はジャズピアノ、演劇鑑賞。猫1匹と横浜ライフを満喫中!

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