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日々刻々と変化する東京。ニューオープンの素敵なお店に出合えたり、話題のイベントに遭遇したり…。東京には、ここでしか体験できないワクワクや、女心をくすぐるスポットがいっぱい!そんな刺激的な街・東京の魅力を、ライター高橋瑞穂が皆さんにお届けします。流行に敏感なライターの好奇心をかき立てた、ショップやイベントなどをご紹介!
素晴らしき「苔」ワールド!
Vol.49
09.MAR.2009
手の平サイズの「ひなどり」各3150円はプレゼントに人気。錫と真鍮でできているので持つと結構ズッシリと重みがある。
お店があるのは自由が丘駅から10分ほど歩いた閑静な住宅街の中。建物はボックスのようなシルバーの外観が特徴的。
店頭に並ぶのは、同じものが世界にひとつとない景色盆栽の数々。スタイリッシュな鉢も全てオリジナル。
どこか枯山水をイメージさせるこちらは、まさに和と洋の融合。フローリングの部屋にも合いそうなデザインが印象的。
草や枝を切るために欠かせないハサミは用途別に揃っている。ほかに、盆栽や苔を管理するのに使いやすく作られた霧吹きなども販売。

 自然溢れる横須賀で生まれ育った高橋は、海も山も大好き。でも、人混み溢れる東京にいると日常的に自然と触れ合うことはほとんど皆無。そんな自然に飢えていた私が最近とっても癒されたのはお仕事でパワースポット巡りをしたこと。神が宿るお寺が静かに佇む林の中のピーンと張り詰めた空気、湿った木々の香り、静寂の中に差し込む木漏れ日…。どれも心を落ち着かせ、身を置くだけでどんどん心にエネルギーが満ち足りてくるのがわかりました。その中で気付いたことは、どのお寺でも朝露が光る元気な苔を必ず目にしたこと。苔が生息しているということは、空気が澄んでいて、適度な湿度があり、陽あたりのよい心地よい場所だという証拠。ふわふわと柔らかそうで、まるで幸せの象徴のような苔を目にする度に、どんどん心が癒されていきました。そんな風にすっかり苔の魅力に取りつかれてしまった私。東京でも苔を見られればいいのにな、と思っていた矢先出合ったのが「品品」というお店。

「品品」は自由が丘にある盆栽屋さん。現代のインテリアにも合う盆栽“景色盆栽”を提案しています。盆栽というと、おじいちゃんの趣味?というイメージが否めなかったけれど、この景色盆栽はオリジナルの器がシンプルで、植木の植え方もモダン。全体的に渋すぎないのが特徴です。手の平サイズの小さい鉢に苔だけが生えているコロンとしたかわいいものや、苔の生えた土の上に黒松が1本だけあるカッコイイものなどがあり、どれもとってもセンスがいい。苔がこれほどまでにインテリアとして成り立つとは、盆栽の世界はやっぱり奥が深い! 「品品」では、販売のほか景色盆栽教室も行っていて、実際に苔を使って景色盆栽を仕上げる行程を行いながら、基本的な土の作り方や手入れの仕方などを学べます。初級基本コースは1回6825円で作った景色盆栽を持ち帰れるというからおトク度満点。オリジナルの鉢に毎回異なる苗木や草物を使うので、最初は自分用、次はプレゼント用などという目的で、何度も受講される方も多いそう。

 もちろん店内の商品棚には素敵な景色盆栽がたくさん並んでいます。私が気になったのは、桜やモミジなど季節の移ろいを楽しめる苗木が使われているもの。こういう苗木は冬にきちんと冷たい空気に触れさせたり、昼間に日光を浴びさせたり、管理を怠らなければ小さいものでもきちんと花を咲かせたり、紅葉したりするそう。仕事から疲れて帰って、家の一角にこんな小さな自然が息づいていたらどんなに癒されるでしょう。購入後、もし苔の具合が悪かったり、育て方が途中でわからなくなったら、いつでも「品品」が相談にのってくれるというのも安心なポイント。まるで大事なペットを飼う感覚で、上手に苔と一緒に暮らせたら、今の生活が2倍にも3倍にも潤いあるものになりそうだと思いました。

DATA

品品

http://www.sinajina.com

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フリーライター 高橋瑞穂
日本大学芸術学部文芸学科卒業。編集プロダクションで修行した後、フリーに。現在は、情報誌やフード誌を中心にお仕事中。取材した飲食店は800軒以上。日々の日課は友達の恋愛トークを聞き、将来の妄想に走ること。趣味はジャズピアノ、演劇鑑賞。猫1匹と横浜ライフを満喫中!

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