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厳選愛すべき日本の宿 花、月、湯、せせらぎ、雪、味、涼、紅葉、酒。日本が誇れるものは、もっともっとある。愛すべき日本、愛すべき日本の宿を求めて、いざっ全国へ。一度は訪ねてほしい上質の宿を、丹念に紹介していきます。
第6回 UPDATE '04年01月
ぎおん畑中(京都府・祇園)
ぎおん・はたなか
今月の宿メニュー
市中の山居、その静かな佇まい。

京の情緒とホスピタリティ。

3月には「花灯路」で東山を堪能。
門をくぐるアプローチからはじまり、このロビーの爽快感に「やられた!」という感じ。大きくくり抜かれた窓からは坪庭が見え、旅の疲れを落ち着かせてくれる。
ロビーには、「弁慶と義経」が描かれた屏風。月替わりで飾られる。
本館客室からは、すぐそこに八坂神社の南門が眺められる。
本館客室「初雁」。ソファなど部屋内のものが窓を遮ることがないよう配慮されている。
離れへと続くアプローチが素敵。行灯が祇園あたりの路地を思わせる。


市中の山居、その静かな佇まい。
 「市中の山居」とは、町中に居ながらにして、山里の風情を楽しむという意味を指す、茶の湯の用語。今回ご紹介する「ぎおん畑中」は、八坂神社の南門から数十メートル、裏手は高台寺という最高のロケーションにあり、まさに東山文化の「市中の山居」を目指す、静かな宿だ。
 多くの人が行き交い、観光客には特に人気のある「人力車」が八坂神社の前で待機しているそのすぐ脇に、畑中の小さな門がある。門をくぐり石の階段を少し上がると、エントランス。門から石段をわずかに駆け上がるだけで、独特の静けさが包んでくれる。そのほんのわずかな移動で、町の喧騒は京ならではの情緒に変わるから不思議だ。
 創業は、昭和46年。平成8年には、大改装を果たし、京都の伝統的ともいえる落ち着きと、現代的な新しさを兼ね備えた、まさに温故知新を体得しているかのような宿。観光地のど真ん中に居ながらにして、現代的隠れ家という、京都好きにもたまらない雰囲気。しかも、その小さな門からは想像できない洗練されたホスピタリティと京都ならではの素敵が隠されている。
DATA
〒605-0074
京都市東山区祇園八坂神社南門前
最寄駅/JR京都駅から市バス
TEL:075-541-5315
FAX:075-551-0553
URL:http://www.thehatanaka.co.jp/
1泊2食27000円~

※詳しい路線ガイドについては、とっても便利な路線検索サイト、ジョルダン案内で
ご確認ください。 
http://www.jorudan.co.jp/norikae/norikeyin.html

これまでのお宿
第8回 ホテル海 ホテルうみ (静岡県・富戸)
第7回 あせび野 あせびの (静岡県・天城湯ヶ島)
第6回 ぎおん畑中 ぎおん・はたなか (京都府・祇園)
第5回 小田急 山のホテル おだきゅう やまのホテル (神奈川県・元箱根)
第4回 はづ木 はづき (愛知県・湯谷温泉)
第3回 吉水 よしみず (東京都・銀座)
第2回 石 葉 せきよう (神奈川県・湯河原町)
第1回 渡月荘 金龍 とげつそう きんりゅう (静岡県・修善寺)



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