
今、Fe-MAILが注目、話題、期待するアーティストにインタビュー。
恋、仕事、挫折、ファッションなどなど・・・。
さて、どんな素敵な話が飛び出すでしょうか。

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自分は自分、それ以上も以下もない。気になる映画には必ずこの人アリ! と思うほど、話題作に続々と出演されている高良健吾さん。作品ごとに違う顔を見せてくれる高良さんの最新主演作は、西村淳さんのエッセイを映画化した『南極料理人』。生物はおろかウイルスさえ存在しない南極で共同生活を送る南極越冬隊員8人。極寒地で悪戦苦闘の毎日を過ごす中、次第に絆を深めていく隊員達。美味しそうな料理の数々にお腹が鳴り、隊員達のおもしろおかしいやり取りに思わずクスリ。ほのぼのとした空気の、優しい癒し系作品です。
Fe-MAIL(以下F)-『南極料理人』のオファーが来た時、どんな印象を持ちましたか?
高良健吾(以下K)-男8人が、南極という場所で1年半近く生活する、ということ自体に惹かれました。「ちょっとコンビニでも行こう」って言える所じゃない、ある意味閉鎖的な場所に男8人いるってことがもう、すごくおもしろいなぁと思いましたね。それから、沖田監督とは以前一緒に仕事をさせて貰ったことがあって、とても信頼している方なので。 F-今回は、共演者の方々と年齢が離れてらっしゃったと思いますが、皆さんとはすぐに打ち解けましたか? K-撮影の最初が、網走でのロケだったんですよ。日中しか撮影ができなかったので、撮影後に毎日のように皆で飲みに行って、それで仲良くなりましたね。 F-ちなみに高良さんは、人見知りする方ですか? K-そうですね…する方かなぁ。でも昔より、自分から打ち解けようと心がけてます。「僕人見知りなんですよー」っていうのは何だかなぁと思うので。 F-共演者の先輩方から、何かアドバイスなどもらいましたか? K-きたろうさんと豊原さんに、すごく嬉しい言葉を言って貰いました。でもそれは、自分で大事にしたいから秘密です。 F-きたろうさんも豊原さんも、おもしろかったですね! 豊原さんがお肉を焼くシーンとか、すごく笑いました! K-きたろうさんと豊原さんに限らず、皆さん“絶対この人にしかできないよな”ってことをされるので、毎日勉強になりました。本当にあの7人の方達と共演できて嬉しかったです。 F-高良さんご自身は、“兄やん”を演じるにあたり、気をつけたことなどありますか? K-例えば、「渋谷行きたい」っていう兄やんのセリフを、おもしろおかしくしたくなかったんです。僕から“このシーンおもしろいでしょ”とか“笑ってください!どうぞ!”っていう芝居を、したくなかった。兄やんは真面目に言っているのに、僕がおもしろくしちゃダメだなと。だから、僕は真面目に「渋谷行きたい」って言いました。映画を観てくださった方がそれを笑ってくれるのは、全然良いんです。基本、僕はどんな役でもそう思っていますね。 F-なるほど…。ちなみに、「渋谷行きたい」のシーンもそうですが、兄やんは薄着で外に出るシーンが多かった気がします。寒さは大丈夫でしたか? K-寒かったっすよ(笑)。でもすぐカットがかかるんで、我慢できないほど辛いってことはなかったですね。 F-特に好きなシーンはありますか? K-最後のシーンですね。皆で朝食を囲む長まわしのシーン。家族みたいで大好きです。 F-生瀬さんがお父さん、堺さんがお母さんでしたよね(笑)。お芝居について、監督とディスカッションをしたり指示を受けたりすることはありましたか? K-伊勢エビの頭を置くタイミングとかですね。 F-沖田監督とのお仕事は2度目ということですが、どんな監督さんですか? K-独特な間を持った方です。役者がやることをとても大事にしてくれて、可能性を広げてくれます。 F-あまり細かい指示をされない方なんですね。 K-言わないですね、全然。とりあえず芝居を見てからって方なので。監督はあまりモニターを見ずに、ちゃんと僕らの芝居を見てくれるんですよ。で、芝居が終わった後に、今回は人数が多いのでモニターで細かい所を確認してて、それがすごく印象的でした。 F-先ほど、伊勢エビの頭を置くシーンについてお話がありましたが、出てくるお料理が本当に美味しそうですよね。高良さんのお気に入りの料理は何でしょう? K-僕は、豚汁とおにぎりが特に。作りたての料理が出されて、すごく美味しかったです。 F-完成した作品をご覧になって、いかがでしたか? K-僕、沖田監督の作品は説明っぽくない所が好きなんです。最後のシーンもそうなんですけど、本当に皆の雰囲気を撮ってる感じが、やっぱりすごく良いなぁと思いましたね。あの8人も基地でしっかり仕事をしてるし、カッコ良い部分もいっぱいあるのに、ある意味ダサい部分だけを切り取ってる、そういうのもおもしろいと思いました。 F-今年は多くの出演作が公開されていますが、お仕事を引き受ける上で、決め手になることって何でしょうか? K-う~ん…、色々な選び方があると思いますよ。脚本だったり、監督だったり…。それ以外にも、人と人とのつながりとか、そういうのも大事にしたりしますね。 F-出演作公開ラッシュの中、ご自身の中で内面的な変化を感じますか? K-感じますね。今までより、いろんなことにシビアになってたり…。昔は、あまり真剣になったり一生懸命に何かをしたりすることもなかったんです。役者を始めたばっかりの頃も、一生懸命やりながらも、どこか芝居を好きになれなくて。でも、ちゃんと仕事と向き合うようになって、自分の中のいろんな意識が変わった気がしますね。 F-お芝居があまり好きじゃなかったというのは、色々な作品に出ることによって、だんだん好きになっていったんですか? K-いや、開き直ったんですよ。「結局俺じゃん」って。形も自分だし、心も脳も自分だから、一生懸命やれば、それ以上も以下もない、一生懸命やるだけだって。芝居が好きじゃなかったっていうのも、今思えば逃げてただけなんですよね。自分ができてないから、観られたくないっていう…。それは今でもあるんですけど、結局自分は自分なんだから、21年間のものしか出ないし、ムリヤリ作った所でフィクションだし、もう良いじゃん、やってれば良いんだよ!って。 F-すごく良い所に到達できたって感じですね。今後やってみたい役とかありますか? K-う~ん、何だろう…。わからないですね。 F-では、最後に『南極料理人』の見所を! K-8人の空気と、料理、ですね。おなかが減ってくれたら良いですね。 F-私は見事にお腹が減って、お腹鳴っちゃって恥ずかしかったです(笑)。 K-でも、そういうのが嬉しいっすね(笑)。 F-ありがとうございました!! |
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(C) 2009『南極料理人』製作委員会 『南極料理人』 2009年8月8日よりテアトル新宿にて 先行ロードショー、22日より全国にてロードショー 監督・脚本/沖田修一 原作/西村淳「面白南極料理人」(新潮文庫、春風社刊) 音楽/阿部義晴 出演/堺雅人、生瀬勝久、きたろう、高良健吾、西田尚美、豊原功補 他 配給/東京テアトル ●ストーリー 南極の昭和基地からも遠く離れた陸の孤島、南極ドームふじ基地。ペンギンもいなければウイルスも存在しないその場所に、西村(堺雅人)は料理担当として派遣される。基地で仕事をしている、男性南極越冬隊員8名の食事を作るのだ。使える食材も限られている平均気温マイナス54度の場所で、西村は男達のために毎日料理を作る。14,000km彼方の日本に残してきた、妻と娘と生まれたばかりの息子を思いながら…。 | |
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