
今、Fe-MAILが注目、話題、期待するアーティストにインタビュー。
恋、仕事、挫折、ファッションなどなど・・・。
さて、どんな素敵な話が飛び出すでしょうか。

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1つ1つ、その時にできることをやっていくだけ国内外で数々の映画賞を受賞した『いつか読書する日』から4年。 緒方明監督の新作『のんちゃんのり弁』が、9月26日より公開になります! 小西真奈美さん演じる出戻りアラサー女子が、今巷で話題の“お弁当”を武器に奮闘していく再スタート物語です。
Fe-MAIL(以下F)-今回、映画『のんちゃんのり弁』の主題歌を担当されることになった経緯を教えてください。
スネオヘアー(以下S)-緒方監督が、僕の『ウグイス』って曲をすごく気に入ってくださったみたいで、「ぜひスネオに」とオファーをいただきました。でも、大体こういうお話をいただいた時って、後は「お任せ」という監督さんが多いんですが、緒方監督はリハスタに足を運んでくれたり、プリプロの現場にも来てくれたり。ここまで食いついてくる監督は珍しいですね(笑)。 F-曲作りに関して、監督から具体的なリクエストなどはありましたか? S-そうですね。アレンジはリズムから入ってほしいとか、曲の終わりはカットアウトにしてほしいとか、一定のテンポのあるものがいいとか。それから「スネオさんらしく」って言われましたね。 F-だいぶ細かいリクエストですね。緒方監督は音楽に詳しい方なのでしょうか? S-はい、監督自身もバンドを組まれてるみたいで。画に対してどんな曲がどんなタイミングで入るとか、そこまで自分の作品だという認識で、きっちりとやっていきたいんだろうなと思いました。 F-映画から、どのようなインスピレーションを受けて曲作りをされたんでしょうか? S-子持ちの女性が離婚して、生計を立てていく難しさ。いろんな壁に当たって、でもご飯を食べていかなきゃいけないし、子供を養っていかなきゃいけない。そういう、人間が元々持っているタフさにロックを感じて、それがスイッチになりました。 F-映画の中で、印象に残っているシーンやお気に入りのシーンがあれば教えてください。 S-歩道橋で小巻と建夫君が学生時代を回想するシーンですね。現在と過去がリンクしてっていう、あのノスタルジックな描写が好きです。 F-劇中、美味しそうなお弁当がたくさん出てきますが、スネオヘアーさんは、どんなお弁当が好きですか? S-「ハンバーク弁当」ですね。ハンバーグが好きなんです。ハンバーグのソースがご飯に侵食して、ぐずぐずになってるのも大好きです(笑)。 F-巷では“弁当男子”が増えているそうですが、お料理はされますか? S-全然しないんです。でも僕、映画に出ていた“ちぎりのり弁”はやりましたよ。美味しかったです。 F-主人公の小巻は、ひたむきでまっすぐで、すごくパワーのある女性ですが、スネオヘアーさんは彼女のような女性をどう思いますか? S-そうですねぇ…。僕は、三行半くらう小巻の旦那のようなタイプなんで(笑)、頼もしいと思いますね。素敵な女性だと思いますけど、自分がお付き合いするのはちょっと(笑)。尻にしかれちゃうんで。 F-小巻は生活のために色々なアルバイトをしますが、スネオヘアーさんはアルバイト経験ってありますか? S-はい。特殊なものはないですけど、インディーズの頃なんかはお金がなくて、アルバイト雑誌も買えないんですよ。雑誌を立ち読みしてメモっていくか、あとは近所ですね。近所を歩いて、募集してたらそこに行ってって感じで。でも、この小巻じゃないけど、続かないんですよね。いろんな店を転々とするので、生活範囲の中で行けない店がどんどん増えていって、ものすごく暮らしづらくなるんですよ(笑)。遠くのコンビニまで行かなきゃいけなかったり、面倒くさいことになってました(笑)。 F-9月16日発売のニューシングルは、この『のんちゃんのり弁』の主題歌「ロデオ」含め、全て映画の主題歌ですね。役者さんとして映画にも出演されていますが、映画はよく観られるんですか? S-DVDを借りて観ることは少ないんですけど、CSの映画チャンネルは観ますね。実は、映画はかなり観てるんですよ。月40本くらい観てますね。ほとんどCSチャンネルで(笑)。 F-好きな監督、好きな作品の傾向なんかはありますか? S-内容的には、決着してないものが好きですね。フランス映画なんかは結構、考えさせる部分を残して終わるんですよ。そういう、答えが明確に出ていない作品が好きですね。監督は、コーエン兄弟とかタランティーノとか、邦画だと、黒澤明さんや林海象さんが好きです。 F-監督業に興味はありますか? S-やってはみたいですけどね…ものすごいお金が掛かるみたいなんで(笑)。 F-もし、自由にお金を使って映画が撮れるとしたら、どんな映画を撮ってみたいですか? S-う~ん…。まずは、自分が過去に経験した痛い恋愛についてとか、自分の気持ちを成仏させてやる、みたいな作品ですかね(笑)。誰かにっていうより、自分に対しての映画。 F-映画を観てインスピレーションを受けて、そこから音楽を生み出すことは多いですか? S-ありますね。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』みたいな、長い時間軸で動いていくお話が結構好きで、そういう映画を観ると、スイッチ入りますね。それは例えば映画の内容とか、50年代の雰囲気に惹かれて、っていうんじゃなく、映画を観たことで創作意欲のスイッチが入るんです。 F-今年公開予定の『つむじ風食堂の夜』では、主題歌担当だけでなく出演もされてますが、スネオヘアーさんはどのような役柄なのでしょうか? S-エスプレッソが美味しい喫茶店がありまして、そこに “タブラ”と呼ばれているマスターがいたんですね。で、マスターが亡くなって、その息子さんがお店を継ぐんですけど、僕はその息子役です。 F-演じる上で苦労されたところは? S-長回しでセリフを言うくだりがあって、そこはとにかく大変でしたね。活字を覚えて読むことはできるんですけど、そこに動きが入ると、一気にまとまりがなくなっちゃう。動きながらセリフを言うって、すごく難しいんだなと思いました。しかも共演の皆さんが、八嶋(智人)さんとか生瀬(勝久)さんとか、経験豊富で技のある役者さん達ばかりで。皆さんの足を引っ張んないようにって、それだけを思ってましたね。 F-ミュージシャンのお仕事と俳優のお仕事、それぞれおもしろさの違いはありますか? S-音楽は、自分の中にあるものを出していくんですよね。すごく自己主張のアウトプットが強い。そこは自分でも気に入っている部分でもあります。役者さんは、あらかじめ決められた枠の中で、求められているものをやる。役をどう解釈するかっていう、そこにはスキルやいろんな技が必要になってくる訳ですね。自分の中にあるものは必要じゃない。そこが大きな違いですね。 F-今後、演じてみたい役などはありますか? S-主役っていうよりは、犯人役なんかがいいですね。繊細なところがありながら、簡単に人を殺めちゃうとか、気持ちに“ねじれ”がある役をやってみたいです。 F-『のんちゃんのり弁』、どんな人に観てもらいたいですか? S-一番観てもらいたいのは、この作品とは全く裏側にいる人、あまり葛藤や苦悩をせずに暮らしている人ですね。それから、若い学生さん達とか。いろんなものと戦いながら日々の暮らしを続ける力は、とても強いもので、それを誰もバカにできないんだっていうのを感じてもらいたいですね。 F-今年はスネオヘアーさん誕生10周年だそうですね。最後に、10年間こんな風にやってきた、こういう所に気をつけてきたという、成功の秘訣みたいなものがあれば教えて下さい。 S-その時にできることを、1つ1つやっていくってだけですね。その積み重ねが10年だった、って位の感じで。それから、“いる”ことの大事さ。例えばミュージシャンだったら、音楽シーンにいること、居続けること。それはすごく難しくて、でもすごく大事なことだと思います。僕は居続けたいです。 F-ありがとうございました! |
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(C)2009「のんちゃんのり弁」製作委員会 『のんちゃんのり弁』 2009年9月26日有楽町スバル座ほか 全国ロードショー 監督/緒方明 脚本/鈴木卓爾、緒方明 原作/入江喜和 音楽/coba 出演/小西真奈美、岡田義徳、村上淳、岸部一徳、佐々木りお、山口紗弥加、倍賞美津子、他 配給:キノ フィルムズ ●ストーリー 31歳の小巻(小西真奈美)はニート同然のダメ夫(岡田義徳)に愛想を尽かし、一人娘ののんちゃん(佐々木りお)を連れて実家へ出戻る。毎日の生活のため働きに出る決意をするが、これという資格もキャリアもなく、小さな子供を抱えた小巻の就職活動は、全くうまくいかなかった。自分の不甲斐なさに落ち込む小巻だが、愛娘のんちゃんのお弁当作りは毎朝欠かさない。小巻の作るアイデアいっぱいで美味しい“のり弁”は、次第にのんちゃんの通う幼稚園で話題になり…。 | |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 「ロデオ」スネオヘアー
2009年9月16日発売 ESCL-3267/シングル/\1,223(税込) |