Fe-MAIL(以下F)-昨年の秋に放映されたスペシャルドラマが連続ドラマになるということで、能世さんも引き続きのご出演になりますが、連続ドラマのお話を聞いた時、どんな風に思われましたか?
能世あんな(以下N)-すごく嬉しかったです。私はモデルからこの世界に入ったので、ファッションが関わるお話は楽しいですし、またこの作品に携われるのは嬉しかったです。
F-連続ドラマは、スペシャルドラマの続編という形になるでしょうか?
N-いえ、続きではなく、イチからという感じです。スペシャルよりも登場人物1人1人の性格や考え方を少しずつ膨らませていますね。
F-なるほど。そしてスペシャルに引き続き、出演者の皆さんが着ている服をパソコンや携帯で買えるというシステム。すごくおもしろいですよね。
N-はい、私もスペシャルの時にやったんですけど、売り切れちゃって買えませんでした。皆さんのスピードについていけなかったです(笑)。でも、それだけ大勢の方に興味を持っていただいてることが、嬉しくもありました。
F-次に、役柄について伺いたいのですが、今回「木村瑞穂」を演じるに当たり、役作りや心がけていることなどはありますか?
N-瑞穂は神保美姫のチーフアシスタントで、様々な年齢層の方にも接する役どころなので、幅広く色々な洋服を見るように心掛けています。自分が普段着ている洋服よりも年齢層が上のブランドや、いわゆるハイブランドといわれるお店など、普段は入らないようなお店にも入ってみたり。実際お店に入ってみると、接客の仕方など、すごく勉強になるんです。
F-ドラマの中で瑞穂は、香里奈さん演じる天野絹恵にライバル心を燃やしますが、能世さんご自身は負けず嫌いですか?
N-基本的には結構負けず嫌いですね(笑)。でも、誰かに対してというのではなく、自分自身に対して。自分ができない事をやっている人を見ると、悔しいというより純粋に“すごいな”って思ってしまいます。それができない自分が悔しいんですよね。
F-瑞穂と絹恵の関係も、今後もどう変わっていくのか楽しみですね。
N-そうですね。台本もまだ3話までしか出ていないので、これからどうなるか全然分からないんです。私も、今後のストーリーを楽しみにしている1人です(笑)。
F-現場の雰囲気はいかがですか?
N-すごく和やかな現場なんです。皆さんとお話しやすくて、監督もとってもフランクな方で。監督、お腹がぽーんって出てるんですよ(笑)。昨日も撮影前に監督のお腹を触って「今日の撮影がうまくいきますように」って願掛けをしました(笑)。そういうこともできる楽しい現場なんです。でも本番になると緊張感があって、すごくバランスが良い現場だと思います。
F-監督から具体的に「こういう風に演じてほしい」というリクエストはありましたか?
N-「瑞穂は常に先のことを読んで行動している人。頭の中では絶えず仕事のことを考えている人。それは常に頭に置いといて」と言われました。特に細かい演技指導がある訳じゃないんですが、役のイメージをわかりやすく伝えてくださいます。
F-神保美姫役の黒木瞳さんは、どんな女優さんですか?
N-オーラがすごいです。黒木さんがいらっしゃると、場の空気が引き締まるというか、良い意味で緊張感が増しますね。でもご本人は、すごく自然体な優しい方です。たくさん話しかけてくださいますし、たまにおもしろい事を言って場を和ませてくださったり…。私はいつも緊張してしまうんですけど(笑)。
F-黒木さん演じる神保美姫のセリフで、「中身が見た目ににじみ出るのよ」という印象的なものがありますね。能世さんは、このセリフに共感されますか?
N-あのセリフは、すごくドキっとしましたね。最初は「人間は中身だと思います」という絹恵ちゃんの言葉に賛同したんですが、その後の美姫さんの言葉に納得してしまいました。良く考えると実際はそうなのかも、って。外見だけとりあえず着飾っていれば良っていうものではないんですけど、内面って何かしらで外見に出ているんだろうなって気づかされました。
F-絹恵が美姫や周りに感化されて変わっていったように、女性には“おしゃれに目覚める時”があると思うんですが、能世さんがおしゃれに目覚めたのはいつ頃ですか?
N-高校生くらいの頃ですね。アムラーでしたから(笑)。アムロちゃんのファッションをすごい真似してました。すごいヒールの靴をはいてミニスカートで(笑)。
F-おしゃれをするようになって、気付いたことはありましたか?
N-ミニスカートをはいて肌を露出した時気付いたことですが、今まで隠してた部分を出してみると、「あれ、ここのラインって、思ってたよりもこうだったんだ…」みたいな(笑)。出さないと分からないものなんですよね。
F-読者の皆さんが能世さんと同じ位の世代なんですが、同世代の女性に向けて、何かファッションのポイントやアドバイスがあれば、ぜひ聞かせてください!
N-街を歩いていると、本当におしゃれな方達がたくさんいらっしゃるので、逆に私も皆さんに勉強させていただいてます。街で見て、良いなぁと思ったものを真似させてもらったりもします。しいて言えば、色々な服を着ること、ですかね。私はお仕事的に色々なテイストの洋服を着させていただくんですけど、自分だけで選ぶと、服のテイストが決まってきちゃうと思います。
F-分かります! 私も、新しい服を買ったら似たような服をすでに持ってたっていう経験が…(笑)。
N-似たような色やラインのものを、自然と選んでしまうんですよね(笑)。でも、他にも絶対に似合う服はあると思うので、新しいものにどんどん挑戦していってほしいと思います。
F-なるほど、たまには挑戦も必要ですね。
続いてお仕事について伺いますが、能世さんは、女優というお仕事のどんな所に魅力を感じますか?
N-うーん…。正しいものがないと言うか、正解がないと言うか…。そんな中で、共演者の皆さんやスタッフの皆さんと一緒に、それぞれが思う正解に向かって一緒に作り上げていく過程が、すごくおもしろいと思うんです。難しい所でもありますが、だからおもしろい。終わりがないんですよね、ゴールっていうゴールがない。次々に新しい課題が出てくるし、1つクリアしてもまた別の反省点が出てきたりするので。
F-精神的にも肉体的にもハードなお仕事なのではと思いますが、モチベーションはどういう風に維持していくのでしょうか?
N-私は現場に行くのがすごく好きなので、それだけでモチベーションは上がりますよ。楽しんで仕事に向かえてます。
F-お忙しい毎日だと思いますが、オンとオフの切り替えはどうしていますか?
N-オンやオフって余り意識はしないですね。自然と切り替えてるんだと思います。姉妹でも、余り仕事の話はしないですし。
F-香里奈さんとえれなさんとは、ご姉妹で一緒に暮らされてるんですよね。お家で演技の話とかはされないんですか?
N-全然しないですね(笑)。「今日○○さんに会ったよー」とか、その位ですよ(笑)。
F-今後やってみたい役はありますか?
N-そうですねぇ…。今までも、瑞穂のような、美やファッションをすごく意識している役が結構多かったんです。私もファッションは大好きですし、そういう役をやるのも好きなんですけど、真逆の役もやってみたいですね。絹恵ちゃんみたいに、ファッションや美に対して無頓着な役とか。
F-目指しているものや目標などはありますか?
N-今は1日1日、1回ずつのお仕事を、少しも妥協せずにやっていきたいですね。それが積み重なった未来が楽しみです。漠然とした目標はあるんですけど、それに囚われすぎず、着実に1歩1歩、一生懸命やっていけたら良いなと思います。
F-最後にリアル・クローズの見所を!
N-連続ドラマということで、ストーリーもより深く作り込んでいますので、スペシャルドラマ以上に楽しんでいただけると思います。それから、洋服がその場で買えるというのはすごく大きな魅力だと思います。色々なファッションスタイルの女性が出ているので、このドラマをきっかけに、新しいジャンルのファッションに挑戦していただければ嬉しいです!
F-『リアル・クローズ』楽しみにしています! ありがとうございました!