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2月12日update
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マイケル・ジャクソン ~衝撃の死の真相~ (09年 アメリカ)
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死の真相より浮き彫りになるアメリカの怖さ
マイケル・ジャクソンは昨年の6月25日に急死したが、その死の真相は今だはっきりしていない。専属医師のドクターマーレーが側についていながらの強力な薬の投与による心肺停止。他殺説や自殺説が飛び交う。その不可解な死について、マイケルの何十年来の友人やミュージシャン、芸能関係の弁護士、医師、救急隊員、マイケルの替え玉etc.が証言していく。証言の間には数々のマイケルのニュース映像が挟み込まれていて興味深い。 最初の出だしは「知人の男性の心臓が止まっているので救急車をお願いします」という1本の電話の音声から始まる。救急センターの担当者が電話口で心臓マッサージを繰り返すように言い、電話の主は「はい。医師がついているのでさっきからやっています」と答える。「医師がついているのならその医師の指示にしたがって」というやりとりが比較的冷静に交わされる。なんかしばしうさんくさぁ~観がよぎるが、すぐに映像は証言へと移っていきその証言に聞き入ってしまう。 驚いたのは、マイケルの替え玉が何人もいたということ。マイケルは体調が悪いとリハーサルにも来ないし、遅刻もしょっちゅうだったと替え玉の一人が言う。ええっじゃあ、「THIS IS IT」に出てたんも替え玉? と邪推。また、長髪のこれまた胡散臭さムンムンの芸能専門弁護士は「マイケルが死んで誰が得をすると思う? ロンドンツアーの関係者の連中はマイケルの死で損害を全然受けてないんだ。そもそもわざわざリハーサルを全て映像に撮っとくかい?」と鋭いところをついてきて、終いには「結論は自殺さ」とあっさり。 数々の仰天証言は私の知らないことだらけで、マイケルがCMの撮影で頭皮にヤケドを負い、その痛みと、舞台から落ちた骨折の後遺症の痛みを抑えるために劇薬の麻酔薬を長年使っていたことは衝撃的だった(そのヤケド事故の映像も入ってます)。しかし、何十年来の友人のマーク・レスター(誰だっけなあ~とその悪人面を見ていたら、なんと!! 「小さな恋のメロディ」のマーク・レスター坊やなんですよ!!こんなただのそこらのおっさんになっていたとは驚愕!!)によると、マイケルが薬の中毒なんて嘘だ。彼は風邪薬も飲まなかった。って言ってるし、かと思えばまた長年の友人と言う女性は、マイケルに処方箋のいる劇薬を分けて欲しいと大金を積まれた。と言う。うう~ん。どうなってるの? と思うが、結局それぞれ見せていた顔が違ってたってだけで(それともマーク・レスターがただのアホ?)、両方マイケルであり、両方マイケルでないとも言える。ただし、これだけの大スターのことだ。皆ほんとうのことを証言してるのかどうかは怪しい。 さて、全篇を観てつくづく思ったことは、結局「マイケル・ジャクソン」という一人の人間のことは、誰も分かってなかったってこと。ましてや死の真相なんてほんとうに誰にも分からない。マイケル本人も死ぬまで分からなかっただろうし。生前もたぶん、誰もマイケル自身のことを本当に理解している人っていなかったんだろうなと思う。しかし、大スターはそれでいいのだ。誰にも理解されない孤独を背負ってより強く鮮やかに輝く。尋常じゃない死に方は彼を永遠にしたのだから。 数々の証言はまた、もうひとつの怖さも浮き彫りにする。アメリカという奇妙な訴訟社会の暗部と腐敗を。B級のサスペンス映画よりゾッとさせられ、考えさせられるドキュメンタリーだった。
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最後は映画だ!ぎゃぼー!! のだめカンタービレ 最終楽章 ロケ地マップ
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 アミューズソフトエンタテインメント 3990円(税込) 本編89分+特典11分
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撮影裏のマジックや役者の姿に発見と感動!
大ヒット公開中の「のだめカンタービレ最終楽章 前篇」。今作は4ヶ国5都市での豪華海外ロケも大きな話題だけど、そのロケ地を紹介するDVDが出てるよ。「のだめ」のロケ地DVDとしては第2弾らしいけど、なかなか楽しめて発見がある内容だ。映画を観た後では、撮影の裏側や映像のマジックが感心とともに興味深く、出演者の頑張りにも感動。映像特典としての出演者コメントはのだめファンには言わずもがなの嬉しい特典だ。それに、観光都市の有名どころを網羅しているので、旅行の予習版としてもけっこう参考になるなあ、と思った。旅行前に観るとぐんっと観光熱が高まること必至だよん。 さて、スロヴァキア、チェコ、オーストリア、フランスと4ヶ国でのロケで、やはり最も多く撮影されたのがフランス。知ってる場所も多数出てきて、一番見ごたえがあった。エッフェル塔始めどこもずいぶん大掛かりなロケで、エキストラもフランス人および外国人を大挙して使っているのは驚いた。よく、フランスであれだけ大掛かりなロケが敢行できたもんだ。特にラスト近くののだめが雨に打たれるシーンは、有名宝石店が並ぶヴァンドーム広場で撮影してることにまず驚いた。よくあんな人通りの多いとこでできたな、と思ってたらやはり早朝の撮影だったそうで、気温の低い中、びしょ濡れになりながら何度もテイクを重ねる上野樹里の姿に好感。 上野は素顔はふにゃあ~とした今風の娘だが、演技となると別人のように真剣で本気。のだめ役はものすごく体を使うしテンションが最高なので、毎テイク青アザを作りながらの全力投球。汗びっしょりで階段を全速力で駆け上がったり、市場で千秋めがけて全力疾走してすごい形相で飛びついたり、スキップしながら飛び回ってビラを撒いたり、パンツ見えそうなくらい走りながら回ったり、もう体力全開の大熱演。その演技を見て監督とかスタッフが笑ってるのもいい雰囲気で良かった。上野も演技以外はニコニコしてて、長く撮影を共にしてる絆や信頼関係が感じられた。ほんと楽しそう、なのだ。 一方、千秋役の玉木宏もウィーンの学友協会での指揮はほんとうに緊張したらしく、何度も一人練習する姿が写されていた。本番前は上野やスタッフが団扇で玉木をあおいでいたのが(夏の撮影であちらはクーラーってないからねー)印象的だった。その時の玉木の顔は一切笑顔なくて真顔。クレーン撮影で四方から撮り、オーケストラとの息もピッタリで、カットOKの声の後エキストラの観客からも絶賛の拍手をもらっていた。汗びっしょりで満足そうな笑顔が美しかったこと。舞台裏に戻ると「ドキドキしたが」と名古屋弁で声を掛ける女性がいたけど、玉木の身内の方みたいだった。いいなあこういう映像って(笑)。 玉木宏はロケ地マップでも(映画でも)漫画みたいにカッコよかった。前に上野が「千秋先輩みたいな人」と玉木のことを言っていたが、やはり、彼も上野同様千秋役は生涯に一本出会えるか出会えないかの分身みたいなハマリ役のようである。 こういうメイキングものって私はほとんど観ないのだけど、いやあ、面白かった。特にお気に入り映画だったのでより楽しかった。のだめファンは必見ですね。単純に楽しめるし、映画の撮影ってこんな大変なんだ、と分かるだけでも勉強になるよね、メイキングって。
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一宮千桃(いちみや・せんとう)
映画評論家。講師。MC。情報誌映画担当を経て独立。フリーで文筆や講師活動を行う。好きな映画は「ピアノ・レッスン」。小学校の頃から観つづけてきた映画によって愛も恋も男も女も人生もオシャレも知ったという箱入り乙女(?)。趣味は海外旅行、読書、クラシック音楽鑑賞、美術展巡り。宝石収集。占い。古本屋巡り。 |
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- http://www.fe-mail.co.jp/trend/entertainmentflash/20100212.cfm
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