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今、Fe-MAILが注目、話題、期待するアーティストをインタビュー。毎月紹介していきます。
恋、仕事、挫折、ファッション・・・、どんな素敵な話が飛び出すでしょうか。 |

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| 1977年東京都生まれ。1995年に第19回ホリプロタレントスカウトキャラバンでグランプリを受賞。デビュー以来、TV、ラジオ、映画、CMなど幅広く活躍。8月27日(金)に初のエッセイ「結論は、サイアク!」を発売。エッセイの発売を記念して、イラストを担当された人気漫画家の矢沢あいさんとDEVILOCKのコラボTシャツを作成し話題を呼ぶ。10月には初舞台にも挑戦。 |
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| 結婚もして幸せな日々のはずでしたが、納得のいかないことばかりなんですよ。 |
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来年デビュー10周年を迎える上原さくらさん。Fe-MAILの取材の為に、TV番組の収録後、Tシャツにジーンズ姿で、慌てて駆けつけてくれました。パッチリとした目、真っ白で透き通るような肌、ふんわりとカールがかかった栗色の髪、お人形のような可愛らしさにFe-MAIL取材陣は、緊張してタジタジ。そんな私達を前に、取材前、突然降り出した雨を気遣いながら、場の雰囲気を和らげてくれるとても繊細な優しさを持つ女性でした。ピンと姿勢を正して、一つ一つの質問に目を見ながら丁寧に答えてくれる礼儀正しさ。それはTV画面から通じてわかるかわいらしさとは違った素敵さ。1時間程度のインタビューでしたが、上原さんが誰からも親しまれ、愛される理由が分かった気がします。昨年、ご結婚され、充実した日々をおくる上原さくらさんに初エッセイのこと、初舞台のことじっくり伺ってきました。
Fe-MAIL(以下F)5年間書き溜められたという初のエッセイが発売になりましたが、どんな内容なのかちょっぴり教えてください。
上原さくら(以下U)はい。5年間書き溜めたというと、「あ~でもない、こ~でもない」って、すごい一生懸命書き続けたイメージですが、実際はそうじゃなくて、書きたいことがある時や、書きたいと思った時に書いていたんです。書き始めてから書き終わるまで5年かかってしまったっていう感じです。5年間の間にあった自分の面白い体験や、家に泥棒が入ったんじゃないかという疑惑があった時の話、犬を飼ってから起きた出来事や、子供の頃の忘れられないことなど、自分の体験の中で、面白いなぁって思う忘れられない出来事を書きました。
F―日頃から日記を書いているんですか?
U―いいえ、日記は何度かつけ始めたことがあるんですが、飽きっぽいところがあるのですぐ止めちゃうんです(笑)。でも、面白いことがあったりすると忘れないように書き留めるようにしていますね。
F―結婚されて、これまでの生活とは変わられたと思いますが、家事のことや家庭でのことなどもエッセイには書かれているんですか?
U―そうですね、多少は・・・(笑)。エッセイを書き始めたのが5年前で、結婚する前に1冊分ぐらいの内容を書き終えていたんですが、せっかくだから結婚して自分がどんな風なおっちょこちょいをするのか、じっくり書き足してみました。本ができる直前に書き上げた、ごく最近の出来事も幾つか書いています。
F―結婚されて、「結婚ってイメージしてたのと違うなぁ?」とか、「これが結婚なのか!」と思われたことありますか?
U―ありますよ!(笑)。エッセイの中にも幾つか書いたんですが、例えば、私は私でイメージする家具とか世界感がすごく決まっているんですが、主人もお洋服屋さんなんで、その辺はこだわりが強いんです。その二人がどうやって上手く折り合いをつけて、同じ家に住むのかっていうのがもう大変(笑)。玄関マット一つから喧嘩になってしまうんですよ(笑)。つまらないことのようで毎日いる家ですから、ソファが気に入らないデザインでは落ち着きませんし、お互いの主張に対してどうやって折り合いをつけているかなんていう話も書いてます(笑)。
F―どうやって折り合いをつけているんですか?ジャンケンとか???(笑)
U―場所ごとに担当を決めたんですよ(笑)。完璧にお互いのテリトリーを決めて、そこの場所のインテリアについては一言も「あーだ、こーだ」言わない。ってことで解決しました。
F―書くという作業は、途中嫌になったりしませんでしたか?
U―はい、子供の頃から書くことが好きだったんです。デビューのきっかけは歌手だったんですが、歌詞も自分で書いていたんですよ。自分の世界観を言葉で表現していくことがとても楽しくて、詞を書くことはすごく好きでしたね。今回のエッセイも、もっと飾らない、もっと皆が笑えるような日常的に起こる面白いことを書き留めて、束ねて読んだらどんなだろうっていう気持ちから書き始めたんです。私的には、おしゃべりするより、どちらかというと書くことの方が好きですね。
F―どうして書くほうが好きなんですか?
U―書く方が、自分の言葉にして伝えられなかった気持を表せるんです。自分の好きなだけ言葉を考えていいわけですからね。おしゃべりでは、咄嗟に喋ろうとしても出てこない自分の気持ちというのが表現できるし、くだらない日常の表現などでも、すぐに言葉で口にして伝えるのは苦手だけれど、字にする時は自分の言葉を幾らでも考え込んでいいので、私は書くことの方が気持を表現しやすいです。自分の中でピッタリな表現だなぁって思う言葉を探すのが楽しいんです。上手い言い回しやタイトルが出来た時は、自分でも面白くなってしまって、しばらくブームで使ったりしちゃいますね(笑)。
F―エッセイの中も気になる見出しが多いですもんねぇ! イラストもすごく可愛いいですよね。
U―ありがとうございます。イラストは、私の大好きな漫画家の矢沢あいさんにお願いさせて頂いたんです。あいさんとは、私がデビューしたばかりの時に、私の好きな漫画家さんと対談させて頂けるという雑誌の企画で、対談させて頂いたのがきっかけなんです。それから親しくお付き合いさせて頂いています。以前に自宅に遊びに来て頂いた時に、漫画家さんが書かれる下絵が、ものすごく貴重なものだというのを知らないで、「あいちゃん、あいちゃん、私を書いて~」なんて言って、紙が見当たらず、バチあたりな事に台本の裏に書いてもらっちゃったりしたんですよ(笑)。本当に、今思うと申し訳なかったなぁって反省しています。
F―すごく仲良しなんですね。エッセイの発売を記念して、矢沢あいさんがDEVILOCKとコラボTシャツを作られたと伺いましたが?
U―そうなんですよ! 今、私が着ているのがそうなんです。エッセイの裏表紙に、私の愛犬の“とらじろう”を書いてくださったんですが、どうしても表紙よりは小さくて(笑)。ものすごーく可愛く書いてくださったのにもったいないなぁって思って、最初は自分用に欲しかったんですね。でも、せっかくTシャツを作るんなら、皆さんにもってことになって、うちの主人にお願いしたんです。
F―可愛いTシャツですねぇ~!! 何処で買えるんですか???
U―主人がやっているブランドは、ドクロが書かれてあるんですが、“とらじろう”のイラストと考えていた以上に、上手くマッチして気に入っています。ネットのみの限定発売なんですが、“楽天”さんで購入できますので、是非着てみてください。
F―10月には初舞台にも挑戦されるんですよね?
U―はい、そうなんです。「溺れた世界」という4人芝居に挑戦させて頂きます。醜くい人間が、美しく輝いている人間を支配している世界のお話なんです。シンプルに言うと差別や偏見などで、支配する側とされる側に、4人が2手に別れて演じているんです。どっちが偉いのか、偉くないのか、本当は同じなんじゃないかなど、2つの立場に立つ人間のやり取りを通じて、信頼関係や、人との接し方の難しさなど、私達の身近でも起こりうる話しを深く追求したお芝居です。
F―役づくりとか大変そうですね?
U―そうなんですよ。台本を読んでも気持ちの深さを理解するのに、ものすごく時間がかかりますね。最初に台本を読んだ時は、何のことを書いているのかチンプンカンプンで(笑)。ただ、基本的にはとてもシンプルな話なので、私の演じる役も極端な性格をしているわけではなくて、役づくりというよりは、人間の内面にあるものをどう表現していくかということを意識しています。
F―さくらさんの役どころは?
U―私は、差別をされている支配される側の人間の役なんです。隠れて生きていかなければいけないような存在の役なんですが、素直で、自分の気持ちに正直に生きる役をやらせて頂いています。時として自己中心的にもとれる役なんですが、本来、人間って誰でも自分が大切で、自分の気持ちに正直でいたいと感じているだろうから、お芝居を見てもらった時に、一番始めに皆さんが自分と重ね合わせて共感して頂ける部分があると思います。
F―以前、出演された映画を拝見させて頂きましたが、映画とお芝居で違うなぁって思われることは何ですか?
U―今まで私が経験させて頂いた映画は、1ヶ月か1ヶ月半ぐらいで撮り終えて、作りこんで、何度も同じ場面を練習してというのはあまりなかったんですね。今回、お芝居をやらせて頂いて驚いたのが、何十回も同じ場面を読み合わせたり、こーじゃない、あーじゃないって進めていくんですよ。演出家の白井さんがおっしゃっていたんですが、お芝居はミルフィーユの層を重ねるように小さく小さく積み重ねていくっていう作業なんですって。映画にはそういう作業がなかったので、作っていく過程にすごく違いを感じますね。その作業が楽しいと思えれば楽しいですし、辛いと思うと辛くなっちゃうところですが、お陰様でとても楽しくやらせて頂いています。
F―最後に「溺れた世界」の見どころについて教えてください。
U―人間の内面を表現していくお芝居なので、見どころはやはり気持ちの変化ですね。見て頂く人が、自分自身を考えるきっかけを作れるお芝居だと思います。本当に誰でも思ったことがあるような気持ちをお芝居で表現していきますので、お芝居を見ている途中に、自分のパートナーは果たして本当に自分の味方なんだろうかって不安にかられるようなことがあるかもしれません。そのくらい、誰にでも思いあたる部分がたくさん出てくるお芝居なので、皆さんが自分の中の気持ちとあてはめながら見て頂けると嬉しいです。
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『結論は、サイアク!!』 上原さくら/著 矢沢あい/イラスト メディアファクトリ:\1260
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『溺れた世界』 10月3日(日)~10月24日(日) ※3日(日)はプレビュー公演 会場:シアタートラム 料金:\5,500(全席指定) ※プレビュー公演 \4,500 お問い合わせ:遊機械オフィス 03-5420-4620 世田谷パブリックシアター 03-5432-1526 出演:岡田義徳/上原さくら/田中哲司/つみきみほ 演出:白井晃
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