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今月の Pick up アーティスト
今、Fe-MAILが注目、話題、期待するアーティストをインタビュー。毎月紹介していきます。
恋、仕事、挫折、ファッション・・・、どんな素敵な話が飛び出すでしょうか。


This month Pick up ARTIST
#28 熊谷和徳
interview
profile
熊谷和徳 KAZUNORI KUMAGAI
1977年仙台市生まれ。15歳でタップダンスを始め19歳で渡米。NYUに通いながら20歳の時にブロードウェイの大ヒットミュージカル「Noise & Funk」の出演者養成学校 Funk University へ2期生として入学。初の日本人としてトレーニングを受け、グレゴリー・ハインズが絶賛。日本では、熊川哲也主演「Yellow Angel」へのソロ出演(98年)を始めとして、02年秋に活動拠点を東京に移して以後、日野皓正、coba、Sembello、平間至、沖仁、クリヤマコト等多彩なアーティストたちと共演。04年は初のDVD+CD『TAP THE MUSIC』をリリース、さらに今年1月にはPARCO 冬のグランバザールCMに起用されて話題に!
タップ・オン・ビート!身体から発する、生の音を感じて。


かのヴィレッジボイスに「日本のグレゴリー・ハインズ」と称された、NY 仕込みのタップダンサー。これまでタップになじみがなくても、今年早々、PARCO「冬のグランバザール」CMで流れた、かっこいいタップの映像が気になってたのよ!という人も少なくないのでは? DVD+CD『TAP THE MUSIC』発売以降、メディアでも注目度急上昇中の“KAZ”が、いよいよ初の全国4大都市ツアーをスタート。ツアー直前の心境を語ってくれました。『熊谷和徳 ビート・オン・タップ。踊るというより、叫ぶ、歌う、走る、泳ぐ。こんなタップ、見たことなかった。熊谷和徳タップ・オン・ビート。すべてのリズムで踊れ。』

Fe-MAIL(以下F)-お会いするの、ほぼ1年ぶりですね。お久しぶりです。

熊谷和徳 (以下K)-あれ?インタビューっていうから、誰かと思ったら!京都から来てくれたの?

F-もちろん。そもそも私が初めてタップを聴かせていただいたのは、1年半前の京都の高台寺・方丈でしたよね。しかも次が神戸の湊川神社・能楽堂だった訳から、2度続けていきなりかなり変わったシチュエーションでKAZさんの生タップに触れてしまった訳ですが、DVDの中でも、NYの、街のいろいろな場所で気まぐれな感じにリズムを刻みはじめるシーンが印象的ですね。

K-そうそう。あれは、NYに着いてから板を買って、ほとんど何も決めずにシューズと板だけを持って街を歩き、ゲリラ的に撮影したから。

F-その『TAP THE MUSIC』。DVD+CDになっていますよね。タップをCDで聴くというのは、素人としてはとても意外な感覚ですが。

K-昔のレコードなら、出ているんですよ。でも、DVD+CDとしてはタップダンサー史上初だとか。ライブとはまた違う形で、タップのリズムに触れてもらえたらうれしいと思っています。ライブ会場ではない、例えばその人の生活の一場面とか、自由な場所で聴いてもらえる、という可能性がいいじゃないですか。

F-なるほど。決して大袈裟ではなく、私自身、たとえどこにいてもCDを聴くだけで、初めてライブを体験のときのあの感動と衝撃がよみがえってきますもの。その感覚、とてもよくわかります。

K-ありがとうございます。今後もいろんな形で作品を残していきたいと思っています。音楽のように、日本でタップが身近に感じられるものになっていけばいいな、という強い思いがあるから…。

F-NYには戻らず、このまま日本で活動を?

K-向こうで学び、活動をしていく中で、日本人としての自分のルーツを考えさせられることが少なくなかった。だからその、自分のルーツを大切にしなくてはと思うようになったんです。CDとライブだけでなく、これからは舞台もやりたいし、将来的には日本でタップを育てる「場」を作ることを目標にしたい。

F-そんな大きな目標に向かうステップのひとつ、初の全国4大都市ツアーがいよいよスタートしますね。どんなステージになりそうですか?

K-今回のツアーのテーマは「人間の身体から発する音」。これは、「何もないところから何か(音)を作り出そう」という、タップのルーツにつながるテーマです。まるで言葉のように、リズムだけで感情を伝えていくという…。構成は、ヒューマンビートボックス、ポエトリーリーディングとのセッションというシンプルな仕立てでありながら、今まで以上にコンセプチュアルなステージになると確信しています。

F-そこにさらにピアニストのクリヤさんが?

K-そうです。クリヤマコトさんが入ってくださいます。身体から音を発するというタップのルーツ=トラディショナルな部分から、ジャズとのセッション=楽器と共に演奏するというスタイルまで、両方の面白さを知ってもらえるはずですよ。

F-それはかなり期待してしまいますね。熱くなりそうです。基本的に即興になるのでしょう?

K-もちろん、ざっくりとした打ち合わせはありますが、ほとんど即興に近いと言えるでしょうね。クリヤさんとはこれまでにも何度かご一緒していますが、とても幅広く活躍されているので、ソリストとしてほんと尊敬しています。そりゃあ熱くなりますよ。だってライブ中、僕と同じくらい汗をかきますからね、彼。バトル的感覚のステージになる予感がします。

F-これはもう、最前列を陣取る勢いでクアトロに駆けつけなくては、ですね。では最後に読者のみなさんにメッセージをいただけますか。

K-はい。今回は、初のスタンディングツアーということで、僕自身も楽しみにしています。タップがどんなところから生まれて、そして今の自分にとってどういうものなのかというところまで表現できる、中身の濃いステージにするつもりです。タップのライブは初めてという方も、ぜひ、僕の身体から発する生の音を感じてみてください。

DVD+CD
「TAP THE MUSIC」
熊谷和徳
ソニーミュージックエンタテインメント
SEBL 26-27
発売中 ¥2,940(税込)

世界のタップシーンを揺るがすJAPANESEリズムタッパー熊谷和徳が、タップダンサー史上初のDVD+CDをリリース!ヴィレッジボイスに「日本のグレゴリーハインズ」と評された独自のスタイルが見られるDVDと、COOLなミュージシャンとコラボレーションしたビートルズナンバーのカバーCDは必聴。
すべてのリズムで踊れ
熊谷 KAZ 和徳
TAP THE LIVE
-Hoofin is my music-

3/2(水)
名古屋クラブクアトロ 
TEL:052-264-8211

3/3(木)
心斎橋クラブクアトロ
TEL:06-6281-8181

3/5(土)
広島クラブクアトロ
TEL:082-542-2280

3/15(火)
東京・渋谷クラブクアトロ
TEL:03-3477-8750
以上すべて
18:30開場/19:30開演 
前売\4,500(1DRINK付)

オフィシャルサイト
http://www.sma.co.jp/
artist/kazu/

取材・文/高橋マキ


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